有機から無機の時代へ。新しいコーティングの形です。
今まで、コーティングといえばポリマーが主流でした。しかし、それらは有機系で時間と共に酸化(劣化)し、コーティング効果が短期間しか持続しません。
そこで開発されたのが「セラシャイン」。セラミック原料である「シリカ」を主成分にしているため、有機系コーティングより結合エネルギーが高く安定した無機系セラミックコーティングです。
無機系物質は酸化(劣化)しにくい性質を持ち、コーティング効果が長期間持続します。
セラミック硬化サンプル
セラシャインコーティング硬化のサンプルです。(ゲル硬化膜)
500℃~600℃の温度でカーボンが除去するまで燃焼すると、純粋なセラミック(SiO2)になります。
開発の経緯
昭和60年、無機系コーティング材の開発及び商品化開始。既に住宅用外装材に導入され、耐候性・耐汚染性・不燃性などで高い評価を得ております。平成9年には、世界初の常温硬化型無機コーティング材の開発に成功。室温で硬化するので今まで不可能だった用途へのコーティングが可能になりました。その後、自動車塗装膜の保護用として、加工実験を繰り返し現在に至りました。
コーティングのメカニズム(イメージ図)
表面には、鉄粉・ミスト・油分(ピッチタール他)等の異物や、細かい傷が付いている。
異物を除去し、塗装面の凹凸(細かい傷等)を研磨して平滑に近づける事により艶と輝きが増し、脱脂処理によってコーティング層のノリを良くする
表面処理した塗装面にコーティング剤を塗布。約1ヶ月間で完全硬化し、強力なコーティングが完成します。
■ 塗膜・撥水構造
Si:ケイ素原子/O:酸素原子/
R:撥水基
セラシャインは主骨格が科学的安定性に優れている「シロキサン結合」Si-O-Siで構成してコーティング膜表面に撥水基を固定した構造をしています。 硬化塗装膜表面はガラス質の成分で構成されておりタイルのような表面滑性を保持して傷が付きにくく低汚染性に優れています。
サンプル評価
SWOM(サンシャインウェザー促進耐候性試験)→JIS K-5400(紫外線と水噴霧の繰り返し)
経過時間(実暴露相当)について
(サンシャインウェザー促進耐候性試験)工業試験装置にて紫外線・水を噴霧し、実際の環境における紫外線・降雨の影響を疑似的に作り出して耐候性を試験した。 実暴露相当は現実の環境における時間経過と同等の影響を作り出すことによって算出した値。(JIS K-5400 紫外線と水噴霧の繰り返し)
※撥水状態
接触角が大きく、(80°前後以上)水玉のように盛り上がる状態。接触角:接触角が大きいほど撥水玉が盛り上がり、撥水効果が高く濡れにくく汚れにくい。
※赤文字は、お車の引取りも可能な地域の目安です。
※詳しくはご相談下さい。